【西武】山川穂高の人的補償は甲斐野央投手と発表 160キロ右腕の「働き場所」とは

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甲斐野獲得で救援陣強化を図る西武(C)CoCoKARAnext

 西武球団は1月11日、FA権を行使して移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手を獲得したと発表した。

 甲斐野は2018年ドラフト1位で東洋大から入団。最速160キロの剛速球を武器に、昨季はリリーフとして46試合に登板して3勝1敗、8ホールド2セーブ、防御率2.53の成績を残していた。

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 渡辺久信GMは甲斐野について、「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした。真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手です」と球団HP上でコメントを残している。

 高橋光成、今井達也、平良海馬など強力な先発投手陣を擁しながら、チームでは昨年クローザーを務めるベテランの増田達至が不安定な投球が続く時期もあるなど、救援投手陣の強化がチーム課題とされていた。

 移籍が決まった甲斐野も球団を通じて「突然のことではありましたが、ホークスには本当にお世話になり感謝しかありません。ドラフト1位で獲ってもらったものの、期待に沿えるような活躍はできなかったと思いますが、チームメート・監督・コーチ・スタッフ・フロントの皆さんには温かく見守ってもらい感謝しています」とコメント。移籍先の西武球団についても「チームの雰囲気が明るくファンの方も熱いイメージがありますので、ベルーナドームでプレーするのが今から楽しみです」と早くも腕をぶした。

 山川の移籍に伴い人的補償リストの内容が大きく注目を集めたが、160キロ右腕の移籍に落ち着いた。新天地での活躍も期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]