「自分たちの方が声出てる!」超満員の国立で存在感、タイ応援席で分かった日本人監督の魅力「石井さんがどうやっていくのか…」
前半は引いて守る相手に苦戦。ゴールを奪えなかったが、後半開始直後に田中碧が待望の先制点を挙げると、そこから次々にネットを揺らし、終わってみれば5-0の大勝を収めた。
この元日決戦には、6万1916人が来場。聖地のスタンド最上段までびっしりと埋めたなか、一角ではタイのサポーターも気持ちの入った応援で、負けじと選手たちを後押しした。
話を訊いていくと、鹿島時代から石井監督を応援しているグループも。現在は異国の代表チームで戦う日本人指揮官の魅力を語ってくれた。
「わざわざこうやって集まって、そのチームを応援しようと、ましてや国が違うチームを応援しようって中々ない。それがやっぱりすごさで、そういうのを持っているのが石井さんなので、これから石井さんがどうやっていくのかすごく期待しています。チャンスがあれば、海外の試合も行きたいなと思っています」
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また、ある男性はタイ人ではないものの、同国きっての強豪で、昨夏までは石井監督が指揮を執っていたブリーラム・ユナイテッド推しが高じて、駆けつけたと言う。
「7年前にタイのサッカーが好きになってそこから応援しています。ブリーラム・ユナイテッドが好きです。ファンが熱狂的で、選手もみんな楽しそうにプレーにしているところがいいなって思います」
では、タイ代表監督としてのデビュー戦で、久々に母国で采配を振るった石井監督は、熱のこもった声援をどう感じたのだろうか。試合後の会見で、鹿島時代からサポートする人々の話を伝えたうえで感想を尋ねると、こう感謝を口にした。
「本当に色んなことがあったなか、こうやってタイ代表の監督になって、このタイミングで日本で指揮を執ったことで、またさらにサポート、応援してくれるような気持ちになってくれたと思います。本当に思っていた以上にサポーターの方が来てくれていたので、本当にありがたいなと思っています」
日本とタイはこれから戦いの舞台をカタールに移し、アジアカップに臨む。大陸ナンバー1の座を懸けた公式戦で、日本人監督対決は実現するだろうか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
