巨人・坂本勇人 サード守備に関して「怖いですね」と難しさを語る 【高木豊氏YouTube出演】

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来季からはホットコーナーを任されることに(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人・坂本勇人内野手が12月22日、現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球評論家の高木豊氏のYouTubeチャンネルに出演し、今季途中から守っているサードへの思いを語った。

【動画】【サード坂本誕生︎】『ショートとサードの違いは?』2年連続Bクラス低迷の巨人が優勝するには今何が必要なのか語ります!

 【サード坂本誕生!!】「『ショートとサードの違いは?』2年連続Bクラス低迷の巨人が優勝するには今何が必要なのか語ります!」と題された動画内では、高木氏からサードにコンバートを打診されたときに「門脇と勝負させてくださいって言わなかったの?」とルーキーイヤーでいきなり遊撃ポジションを任された門脇誠と競争する気持ちはなかったかと振られると「ないですね。サードです。サード・坂本で頑張ります」と、ふっきれた笑顔を見せた。

 9月7日のヤクルト戦(神宮)から本格コンバート。そこまで練習を行っていなかったというが、屈指の身体能力で三塁守備でも好プレーを連発、ファン、球界OBをうならせた。

 高木氏は「『サード・坂本』カッコイイよね。めちゃくちゃカッコイイと思うよ。ショートってちょっと引いてるからそんなに目立たないんだよね。打球が飛んで初めて目立つ。サードって構えた瞬間から目立ってるから格好いいんだよ」と絶賛。坂本も「原監督もそう言ってくれます。『お前のサードかっこいいよ』って」と、恥ずかしそうに笑みを浮かべた。

 また遊撃から三塁手にコンバートとなった難しさに関しては「怖いですね。距離感が近いんで。あとは角度。打球の質がちょっとだけ違うんで、あれは全然慣れてないですね」と率直な感想を口にした。

 それでも高木氏からは「でもこなしてるよね」と振られ、「エラーは(シーズン)ゼロのまま乗り切ったんで」と笑顔を浮かべた。

 巨人のホットコーナーといえば、古くは長嶋茂雄氏(終身名誉監督)、原辰徳前監督も守った伝統あるポジションで知られる。ファンとの距離も近く、熱いプレーを魅せることからもこの言葉が使われている。すでに坂本は新ポジションでもゴールデン・グラブ獲りを狙うことを公言している。コンバートにより肉体的な負担も減ることで打撃にも好影響が期待されている。打って走って、守って―。V奪回に臨むチームの最重要キーマンが2024シーズン、どんな活躍を魅せてくれるか。来季も楽しみにしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]