『相棒』元日SPに“3代目相棒”甲斐享のパートナー・笛吹悦子(真飛聖)が9年ぶり登場!

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2006年以来、毎年元日の夜にスペシャルを放送してきた『相棒』。

2024年も「元日スペシャル」が放送されることが決定した。

今回は、3代目相棒・甲斐享のパートナーである笛吹悦子(真飛聖)が約9年ぶりに登場。

さらに美村里江、新納慎也という実力派俳優たちが『相棒』初出演をはたす。

2024年は、テレビ朝日開局65周年記念作品の第1弾にふさわしく、超スケール&超怒涛のストーリーを展開。

杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が特命係史上、もっとも危険な賭けに出ることに。

◆“現場”は享の息子の学芸会!?

真飛聖演じる笛吹悦子は、「season11」第1話(2012年10月10日)から享のパートナーとして登場。

「season13」(2014〜2015年)の終盤では享との子どもを妊娠していること、同時に急性骨髄性白血病を患っていることが発覚した。

その後、物語への登場はなかったが、あれから悦子は病を寛解し、無事に出産。国際航空会社の客室乗務員の仕事にも復帰し、“シングルマザー”としてひとり息子の結平(きっぺい)(森優理斗)を育ててきた。

享が逮捕された後も右京とは交流を続けてきたらしく、今回の「元日スペシャル」は、小学5年生になった結平が主役を務める学芸会に、右京や享の父・峯秋(石坂浩二)、社美彌子(仲間由紀恵)らが集まったところから幕を開ける。

ところが、その学芸会で衝撃の事件が発生。結平の担任教師・姉小路仁(福澤重文)が衆人環視の舞台上で刺殺されてしまう。

また、本作ではこれまで謎に包まれていた享の兄・甲斐秋徳(新納慎也)が初めて姿を現すのも大きな注目ポイント。

財務官僚である秋徳は服役中の弟に代わって悦子や甥っ子を支え、今や結平から“パパっち”と呼ばれるほど懐かれている。

そして、この事件の鍵を握るのは、事件が起こった学園の元教師・栗原志津子(美村里江)。

彼女は姉小路から一方的に婚約破棄されており、今回の事件の容疑者としてあっさりその名が浮上する。

ところがしだいに彼女が悦子に異常なほどの執着を抱いていた事実が判明。事件は思わぬ方向に転がっていく。

◆美村里江、事件の鍵を握る容疑者に!

復讐心にとらわれた志津子が抱える“闇”を気迫たっぷりに演じた美村は、「自分の役柄に対しては“?”という部分も多く残されていて、そこをどうやって腑に落ちさせようか、権野(元)監督と相談を重ねていく作業にやりがいを感じました。みなさんの目にこの人物がどう映るのか、楽しみです」と、役柄を深掘りして撮影に臨んだことを告白。

さらに、「時代の流れで悪意の形も変化しますが、それを許さない、屈しない正義や心の在り様があることを作品内から感じられ、私自身も背筋が伸びた気がします」と作品に込めた思いも語っている。

◆新納慎也、“あの人の兄”役に

甲斐秋徳役の新納は、『相棒』からのオファーに「え!あの人に兄がいたの?それ、俺!?」と素直に驚いたことを明かし、「壊してはいけない作品に突入するような、強烈なプレッシャーがありました」と、緊張感MAXだった心情を吐露する。

一方で「僕が演じる秋徳は少し特殊な状況に居心地の良さを感じているようですが、その気持ち、なんかわかる気がしてしまう。僕に似てるのかも」と冷静に分析。

「世界観を壊さないように、うまく馴染みながらもスパイスとなるように心がけました」と、絶妙なバランス感覚でキャラクターに息を吹き込んでいる。

◆真飛聖、久々の『相棒』現場は「贅沢な時間」

そして、約9年ぶりに『相棒』ワールドに帰って来た真飛は「自分自身も、“悦子”のその後がずっと気になっていた9年間でしたし、『相棒』ファンのみなさんからも“もう悦子さんは出ないの?”と聞かれることがあったのですが、本人がいちばんわからなくて曖昧にしかお返事できなかったのできちんと“悦子、出演します!”と伝えられることを、とてもうれしく思っています」と、悦子との“再会”に感謝。

右京×薫のコンビとは初共演だったが、「水谷さん、寺脇さんのおふたりのコンビはテレビでしか拝見したことがなかったので、近くでご一緒できて、それはそれは贅沢な時間でしたし、やさしすぎるおふたりとずーっと笑って過ごせたことは私の宝物です」と、今回の共演がかけがえのない時間だったことを振り返る。

続けて、「『相棒』ファンのみなさんにも喜んでいただける、そして、楽しんでいただける物語になっていると思います。悦子としては、“いろんな顔の悦子が見れるかもしれません!”とだけお伝えしておきます」と、美村演じる志津子の執着心によって悦子が巻き込まれるさまざまな“恐怖”を予告している。

志津子の狡猾な罠により、事件は海外まで飛び火。右京と薫が身を投じた“危険な賭け”とはいったい?

最後の最後まで予測不能な緊迫のミステリーが続く「元日スペシャル」に注目だ。