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2000年代初頭、『スパイダーマン』シリーズでブレイクを果たした。2021年には、マーベル・シネマティック・ユニバース映画『』でのピーター・パーカー再演が大きな話題となったが、近年スクリーンで見かける頻度も以前ほどは多くなくなった。

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『ノー・ウェイ・ホーム』を除き過去5年間(2018~2023年)で出演した作品はわずか2作。一つが2022年公開のデイミアン・チャゼル監督作『バビロン』、もう一つが『コンテイジョン』(2011)のスコット・Z・バーンズ監督がコロナ禍に手がけたドラマ「エクストラポレーションズ すぐそこにある未来」(2023)だ。俳優業に落ち着きが見られるトビーだが、ここ数年はプロデュース業に力を入れている。

2012年、俳優業が活発だったこの時期、トビーは製作会社Material Picturesを設立した。それ以前からプロデューサーは経験していたが、本腰を入れて取り組むようになる。主なところでは、『スパイダーマン』シリーズで共演したジェームズ・フランコ主演の『パーフェクト・プラン』(2014)、主演も兼任した『完全なるチェックメイト』(2014)、クリス・パイン&マーゴット・ロビー共演のSFサスペンス『死の谷間』(2015)、クロエ・グレース・モレッツ主演のSFスリラー『フィフス・ウェイブ』(2016)などを自身の製作会社を通して手がけている。

プロデューサーとしての経験を積んでいったマグワイアは、あの話題作にも携わった。平凡なおじさんが強盗に襲われたことを機に覚醒し、マフィアをボッコボコにやっつけていくアクションスリラー、『Mr.ノーバディ』だ。さらには、近年の出演作として上述した『バビロン』でもプロデューサーを務めた。手がける作品の規模は確実に大きくなっている。

『バビロン』では、怪演も話題になった。トビーが演じたのは、ジェームズ・マッケイというギャングのボス。黄ばんだ歯と白塗りの顔という、ギャングらしさの欠落が不気味さを与えた。デイミアン・チャゼル監督に、トビーは与えられた3~4つの役の候補の中で「一番気持ち悪く堕落したキャラクターだったマッケイを自ら選んだ」という。短い登場シーンながら、強烈なインパクトを残した。

現時点で俳優、プロデューサー共に、マグワイアの次回作は詳しく伝えられていない。プライベートの時間も大切にしながら、伸び伸びとした時間を過ごしているようだ。

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