掃除や洗濯の際は、並行してほかの家事もできる「つけおき」が便利。でも、キッチンなどは栓がないため、洗い桶を使っている…という人もいるのではないでしょうか? ここでは、排水口にかぶせるだけでつけおき洗いがラクにできる便利なアイテムとその使い方を、掃除・洗濯術に詳しいお掃除ブロガーのよしママさんに教えてもらいました。

つけおき掃除に欠かせない!スリコの「シリコーンシンク蓋」

一気に涼しくなり、気候もよく掃除がしやすい季節になりました。年末に向けて少しずつ大掃除をスタートし始めた人もいるのではないでしょうか? 洗剤や道具もちょっとずつそろえていきたいところですね。

今回は、今年の大掃除にあると便利なスリーコインズのアイテムを紹介します。つけおきしながらほかの掃除も進められるので、家事や育児に忙しい方向けのアイテムです。

●スリーコインズの「シリコーンシンク蓋」

こちらは、シリコーンでできたキッチンのシンク排水口用のフタ。使用できる排水口の直径の大きさは15cm以内で、今は新色のベージュが売られています。

つまみがあるので、排水するときに引っ張って少しずつ隙間をあけて捨てます。

リングはフックなどに引っかけて収納できるので、キッチンでも場所をとりません。耐熱温度は100度で、お湯を使ったつけおきも可能。

キッチンや洗面所で活躍!シリコーンシンクフタの使い方

キッチン以外でも活躍すること間違いなし。気になる使い方を紹介します。

●キッチン

キッチンの油汚れは、アルカリ性の液でじっくり時間をかけてつけおきすると、スルッと落とすことができます。今回はセスキをぬるま湯に溶かして、ガスコンロの五徳の油汚れを落としていきます。

(1) ぬるま湯にセスキを溶かしておく。今回は50度のお湯10リットルに、セスキ100gを溶かしました。

(2) コンロの五徳などを入れてつけ置きします。汚れに応じてつける時間を調整できますが、今回は1時間つけおきしました。ほかには、鍋や魚焼きグリルなどをつけおきするのもおすすめです。

(3) 一気に排水すると水が噴き出る場合があるので、つまみを持ち上げゆっくり排水します。

(4) たわしで焦げを落とします。汚れが落ちにくい場合は、重曹や研磨剤入りの洗剤でこすると落としやすいです。

(5) しっかりすすぎ、フタも水洗いして乾かします。

●洗面台

キッチンのシンク用のフタですが、サイズが合えば洗面台にも使えます。洗面台では酸素系漂白剤を使ってつけおきし、汚れを落としました。つけおきしたのは、コップ、石けんおき、洗濯タワシ、歯磨きケースなどです。

(1) 50度のぬるま湯にオキシクリーンを溶かして、しっかりかくはんします。

(2) つけおきしたいものを、汚れに応じて最大6時間までつけおきします。つけおき液を洗面台にも塗っておくときれいになります。

(3) ゆっくりつまみを持ち上げ、排水します。

(4) しっかりすすいで、汚れが残っているようならこすり洗いします。フタも水洗いして乾かします。

●そのほかの洗濯

普段の洗濯の際にも、洗面所で活躍しています。洗濯ものの部分洗い、つけおきなどです。また上履きやランニングシューズ洗いでも使用しています。

今までは、洗面所の栓がゆるく長時間つけ置きできないのが悩みでした。栓がない場所はビニール袋を使っていたので、水が抜けてしまうのではないかとハラハラして、安心してつけおきができないことも。

ですが今回スリコのフタを使ったところ、水が抜けることがないので、ノーストレスで安心してつけおきすることができました。場所を取っていたつけおき用のバケツも不要に。

つけおきをしながらほかの掃除や家事もできるので、一度にたくさんの家事をこなすときにも大助かり。ひとつと言わず、キッチン、洗面所と場所ごとにあると、大掃除がさらにはかどりそう。普段の掃除にも大掃除にも、ぜひ持っておきたいアイテムです。