36年続いているアニメ「それゆけ!アンパンマン」。9月12日の「くにまる食堂(文化放送)」では、バイキンマン役の中尾隆聖さんとドキンちゃんとロールパンナ役の冨永みーなさんが日本を代表する大御所声優がスラリと並ぶアンパンマンの収録現場の雰囲気を語ってくれた。

みーな「私はアンパンマンでは最初、何役でもなくお邪魔していたんです。役名のない役といったら変ですけど、“女の子”とか“何々姫”で出演させていただいてたんです。その後、300回目の放送の記念でできたロールパンナというキャラクターをやらせていただくようになり、2018年からドキンちゃんもやらせていただくようになりました。アンパンマンのスタジオは戸田恵子さん、佐久間レイさん、中尾隆聖さん、山寺宏一さん。私が一番下です。(笑)、そんな環境のスタジオにいられることを私は嬉しいなと思っています」

中尾「これだけ長いと家族みたいで、朝一でスタジオに入ってきただけで『きっと昨日まで色んなことやってて大変だったんだな』とか、そういうのがわかるスタジオですよね」

みーな「私もずっと声のお仕事をやらせていただいて、アニメ収録のマイクの前に立つ時、ナレーションのマイクの前に立つ時、特に役として作品に参加する時には自分事をなるべく出さないようにしてるんです。収録前に何かあったとか、これから何があるとか関係なく作品の中に入り込もうと思っているんです。でも『それゆけ!アンパンマン』のドキンちゃん役の引き継ぎの時は心が乱れてしまい、絶対あってはいけないことなのに、ちょっと涙がぐっと出てきてしまって…、そんな時にバイキンマン役の中尾さんが『大丈夫』って横でニコッてうなづいて下さったので、私も『そうだ!大丈夫』って思えた。そんな場面もありました」

番組では、この他にも冨永みーなさんと中尾隆聖さんが声優として携わった作品や、共演した舞台について語ってくれました。