タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。9月4日の放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、10日閉幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に関するニュースを取り上げた。

大竹まこと 「ロシアの侵攻に対して岸田さんは「1日も早くロシアが部隊を撤退させ、永続的な平和を実現させることが重要だ」「ロシアによる核の威嚇、使用はあってはならない」と牽制しているんですけれど、何をするのかというところまでは言及されていないわけですよね。一方、中国との処理水問題で日本は大きく責められたりしているわけですよね。経済の問題もあるのに、政治の問題でもギクシャクしてませんか?」

森永卓郎氏 「全部がつながっているんですよね。今回のG20でも日米韓、ヨーロッパも加えて西側はロシアを徹底的に非難する。今すぐ撤退しろというのを首脳宣言に入れようと。でも中国とロシアは絶対嫌だと言って入らなかったんですね。G20 の中でもホスト国のインドやサウジアラビアは西と東がガンガン戦っている中で美味しいとこ取りに出てきていて」

大竹 「特にインドは両方の顔色を見つつ・・・」

森永 「サウジアラビアも今まで西側についていて、中東の国が石油を供給しなくなると無理してでも増産して石油の安定供給をしてくれたんですけど、今回一切協力しない。そのおかげで、今我々のガソリン代とかが大変なことになっているわけです。中国だって処理水が危険だと本当は思ってないと思うんです。嫌がらせでやってきてるわけですよ。日米韓が軍事的、経済的に中国を封じ込めるぞっていうので争いになっちゃってるから。習近平首席初めて来なかったんですよ。今まで皆勤賞だったのに。だからこういう状況は危ないなぁと、一歩間違えたら何が起こるかわからない。インドは経済的にもロシアのやすい原油を買ったりして、うまいこと立ち回っている」

大竹 「だからと言って西側に良い顔しないかというとそうではなくて。そういう外交の強かさは大事だなと思います」

森永 「岸田さんはもうアメリカベッタリなので、もう少し上手く立ち回っても良いんじゃないかなと思いますね」