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●神戸の辛いラーメン専門店『三木ジェット』の「バリかつジェット」とはどんな一杯? 実食調査しに行ってきた

 神戸のお隣の町である摩耶に、好きな人にはたまらないラーメン屋があるという情報をゲット。なんでもそのお店のラーメンはスープが辛く、ラーメンのトッピングにはカツがのっていて、クセになる人が続出する一方、かなり好みもわかれるという噂。

 スパイシーな食べ物が好きな筆者としては気になったので、実際に食べに行ってきました。

外観のインパクトもなかなかクセの強い三木ジェット

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 今回紹介する『三木ジェット』はJR神戸線の摩耶駅、もしくは阪神電車の西灘駅から徒歩5分ほどの距離にあります。

 西灘駅を降りて東へ歩く事数分。「バリかつジェット」という文字の書かれた何だかド派手な赤いのぼりを発見しました。

 のぼりを出しているお店を見てみると、これまたよく目立つ黄色に赤文字の看板で「大陸支那そば三木ジェット」の文字、この店で間違いなさそうです。

 暖簾をくぐってお店に入ろうとすると、「当店は辛い麺しかありません。」という文言。ここまで来ると逆に頼もしさすら感じます。

 店内に入ってみると、ほぼカウンターという感じのコンパクトな造り。メニューを確認すると店頭ののぼりにもあった、お店の看板メニューである「バリかつジェット」を発見しました。

 注文の際には辛いラーメンなので、ごはんとの相性ピッタリと予想してライス(中)も追加しておきました。

辛さがクセになる「バリかつジェット」を実食!

「バリかつジェット」950円

 しばらくして運ばれてきたのがこちら。丼からユラユラとはみ出るようにのっているのは極薄で大振りのカツ。こちらがバリかつということでしょう。それがドーンと7枚ものっていて、丼を覆いつくして麺が見えない状態になっています。

 まずはカツから。極薄のお肉をカリッカリに揚げてあるので、ちょっと駄菓子のような感じもあるカツ。

 一口かじってみるとバリバリとした食感は、なるほどバリかつ。香ばしいバリかつは、もちろんそのままでも美味しいのですが、スープに浸して食べると食感がしっとりと変化し味わいもアップ。7枚もあるので、その時々で食べ方を変化させて食べるのがオススメです。

 そしてカツに浸して少し味わったスープ。「単体で飲むとどんな味なの?」と飲んでみると、中華風ではあるものの麻婆麺などとは少し違って、ライトな火鍋のような味わい。ピリッと辛くてごく微かな酸味があって、毛穴が開いて汗が出てくるタイプのスープとなっています。

 上にはひき肉やもやしに加えて、生の玉ねぎなどがのっているので、そのまま食べることでサッパリとした印象に切り替えが可能となっています。

 麺はストレートの乾麺で、辛口のオリジナルスープを上手く絡め取ってくれました。

バリかつジェットは絶対にごはんが欲しくなる

「ライス(中)」150円

 辛口のラーメンを少し食べ進めていると、やっぱり欲しくなったのはごはん。最初の時点で注文しておいて正解でした。

 最後まで麺を食べてスープの中にいれてのおじや風もいいのですが、個人的にはレンゲにスープを少しすくって、ごはんに絡めて食べるのがイチオシ。もちろんカツをのせてスープを掛けてミニカツ丼風にして食べるのもオススメです。

調査結果

 カウンターには揚げニンニクや辛い揚げ玉などトッピングも豊富。1杯のラーメンとごはんというシンプルなオーダーでしたが、色んな食べ方のバリエーションが可能で、楽しく食べていると気が付くとお腹いっぱいでした。

 まだまだ暑い残暑、『三木ジェット』の「バリかつジェット」は汗をかきながら食べるのに最高の一杯でした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

三木ジェット

住:兵庫県神戸市灘区灘南通4-1-5
TEL:078-855-2445
営:11:30~14:00 (14:15閉店)、18:00~翌2:00(L.O.1:30)
※スープ終わり次第閉店
休:不定休 ※当分の間、月曜の夜営業は休み

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。