寮などで食事提供ストップ…「影響多すぎて…」6校違約金を請求 広島
高校の寮などで食事の提供が止まる中、生徒に対する支援の輪が広がっています。
神石高原町の油木高校
「6時半ぐらいにプーンと匂いがするように」西区でお好み焼き店を営む佐渡忠和さん。状況を知り、温かいご飯を食べさせてあげたいと学校に連絡したそうです。
佐渡さんは東日本大震災以降、全国で災害が発生した際に物資の提供や子どもたちにお好み焼きを提供してきました。
ご飯を待ちきれず、作る姿ながめる生徒も…
生徒「もう一番最初にくださいって言う」
ついにアツアツのお好み焼きが生徒たちのもとに…
生徒「あったかいごはん、身に染みます。うまいです」「久しぶりですねお好み焼き」
佐渡忠和さん「良かったです、来て良かった」
寮でのご飯の再開はいつになるのか…8日に会見を開いた県教育委員会の平川委員長は…
県教育委員会 平川理恵教育長「事前の連絡もなく停止されてしまったことにつきましては誠に遺憾だと思う」
県教育委員会によりますと県立6校の契約書には「履行期間中に業務を完了できない場合、違約金を支払わなければならない」という旨の記載があるため、契約解除にあたり会社側に数百万円の違約金を請求したということです。会社側には再来週までに支払いを求めています。
平川理恵教育長「(新しい業者を)県教委で探しておりますが、影響がすごく多すぎて受けてくださる業者もなかなか難しい状況」
事業の入札価格の状況も分かってきました。
去年3月に行われた三次高校を含む4校の給食業務者を選ぶ入札では人件費などの業務委託費を1800万円とし、他の業者に比べあきらかに低価格を提示していたことがわかりました。
県教育委員会によりますとホーユーの入札予定価格は県の調査対象となる設計価格の70%を下回っていたが、価格は妥当であると判断していたということです。