実父から性虐待 控訴審で最後の訴え 広島高裁
子どもの頃に受けた性虐待が原因でPTSDを発症したとして、40代の女性が父親に損害賠償を求めた控訴審が結審しました。
訴状などによりますと広島市内の40代の女性は、保育園の頃から中学2年生までの間、実の父親に性的な行為を強要されていたことが原因でPTSDを発症したとして、父親に約3700万円の損害賠償を求めています。
女性は、広島高裁に対し損害賠償を請求する権利を失う「除斥期間」やPTSDの発症の特徴について論文などをもとに立証し損害を訴えたということです。
原告 40代女性「自分でも分からないもの(PTSDの感情)を裁判官が分かってくれるのか。裁判が終わっても分かってくれるまで言い続けないといけないなと」
控訴審の判決は11月22日に言い渡されます。