介護施設などを運営する社会福祉法人の資金5億6000万円余りを着服した罪に問われている元理事長の被告2人に対し、東京地裁は有罪判決を言い渡しました。

広島県福山市の社会福祉法人「サンフェニックス」の元理事長の男(59)と、元理事長で医師の男(73)は、2021年までの4年間で、法人の資金約5億6800万円を着服した罪に問われています。

東京地裁は、「理事長の立場を利用して預金口座を私物化した」と指摘し、元理事長の男(59)に懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

元理事長で医師の男(73)については「自らの経済的利益のために犯行に関与した。」として、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。