エンゼルスの大谷翔平投手【写真:ロイター】

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8月に大谷のファウルでビジョン広告が破壊された

 8月に米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手のファウルボールで広告ビジョンが壊れてしまった米国のビール会社が、ビジョンを再現したデザインの“記念缶”を発売すると発表した。

 8月26日(日本時間27日)、ニューヨークのシティ・フィールドで行われたメッツ戦での出来事。「2番・DH」で先発していた大谷は、初回の打席で右翼へ大ファウルを放った。この打球がビジョンを直撃。米ビールメーカーの人気商品「クアーズライト」の広告が表示されていたが、一角は黒く、何も表示されなくなってしまった。

 その後、同社の公式X(旧ツイッター)は何とも粋な画像を投稿したことで話題に。美味しそうな水滴を滴らせるビール缶の左上部の一角が真っ黒になったデザインを公開していた。シティ・フィールドの破壊されたビジョンを再現したようだった。

 日本のファンも発売されるものなのか注目していたが、同社は日本時間9月6日になって、Xで「求められていたから、ついにここに。世界最大の野球のスーパースターの一人にインスパイアされた缶の記念レプリカで、Coors Litghtの野球の歴史に参加しよう」と投稿。実際にこのデザインの缶が発売されることを伝えた。

 同社ホームページによると、購入は1人1缶限定で、ビールは入っておらず17ドル(約2500円)となっている。

 大谷がビジョンを破壊した後、シティ・フィールドの電光掲示板には「請求書を送るからね!」と粋なメッセージが掲出され、翌日も「ショウヘイ、もう何も壊さないでね」との英文が表示されていた。米メディアも取り上げるなど、大きな話題になっていた。

(THE ANSWER編集部)