9月5日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画をめぐり、軟弱地盤の対策に伴う訴訟で最高裁が県の上告を退ける決定をし、難航が予想される地盤改良工事が再開の見込みとなったことについてパーソナリティの大竹まことが「どう考えても未知の工事がうまく行くとは思えない。沖縄の民意を組まなくちゃいけないのではないか」。と、裁判所の判決に疑問を呈した。

番組では、辺野古移設工事進捗率14%の時点ですでに工事費の半分近くである4000億円を使い切り、今後軟弱地盤に7万本の杭を打つなどの対策を進めると工事費が2兆円、3兆円も超える可能性があること、さらに米軍の幹部が辺野古新基地についてドローンの時代には不要な基地だと述べたという東京新聞の記事を取り上げた。

大竹は「いろんな角度からいろんな問題が沸き上がっているね」。と述べると、フリーライターの武田砂鉄氏が「米軍の幹部が『使えない基地なんじゃない?』と述べ、4000億使って進捗が14%、これから7万本の杭を打つのにいくらお金がかかるかわからない。沖縄に住む方の7割が埋め立てに反対だという民意も示されている。これらの条件を並べたら計画を進めるという選択肢は出てこないと思うんですけど」。と現状に首を傾げた。

パートナーの小島慶子は「きれいな海に土砂を投入する映像は本当に見るのが辛い。ものすごい時間をかけて出来上がった生態系を壊してしまうなんて。」と嘆くと、大竹は「繰り返し沖縄の民意が示されているのに、裁判所で負けたという話。水面から90メートルも続く軟弱地盤に7万本の杭を打つなんて、世界でやったことがないんでしょう?予算も9300億くらいだったのが、2兆、3兆になるのではないかともいわれているけれど、どう考えても未知の工事がうまく行くとは思えない。さらに、ロシアとウクライナを見ていても使う武器が変わってきているよね。無人機とドローンの戦いになって来て、米軍幹部も『辺野古基地は要らなくない?』と言っている。裁判所も、沖縄の民意を組まなくちゃいけないのではないかと思いますけど」。と納得できない様子だった。