9月4日の大竹まことゴールデンラジオは、お笑いコンビ「ピンクの電話」の竹内都子さんと俳優の菅原大吉さんご夫婦が揃って登場。大変な思いをした昔の仕事や、同じ現場で働いたスタッフの苦労を振り返った。

大竹「菅原さんは、本当に失礼ですけども、食うや食わずでずっと来てらっしゃいますよね。だから都子ちゃんのほうが先に売れたんですよね。」

竹内「そうですよね。「ピンクの電話」っていう形でデビューをして、お仕事をもらえるようになったんで、ありがたい話ですね。」

大竹「菅原さんは何してたんですか?」

菅原「エキストラやったりですね、それから子どもショーの司会やったりとか、あとは一言とかセリフのない役で、毎回行っては帰ってきてって感じでしたね。」

大竹「でもここに来て菅原さん、もうどこでも見るようになって。仕事何百本やってるの?」

菅原「数は多いんです。最初はあまり大きい役じゃないんですけど、また呼んでくださるんですね。プロデューサーさんとか監督さんの4thだった人が、3rdになって、2ndになって、チーフになって、また呼んでくれるんです。映画「星屑の街」を監督した杉山泰一さんは、ずっと下から一緒に上がってきた人なんですよ。」

大竹「4thって、4番目の助監督。もう何でもやらされる。」

菅原「そうですそうです。

大竹「寝ないで、働いて。」

菅原「はいはい。」

大竹「殴られて、蹴られて。」

菅原「そうそう、海に落とされて。(笑)」

大竹「(笑)どこで落とされたの?」

菅原「エキストラで、瀬戸内海に2週間という約束で行ったんですよ。それが結局4ヶ月、ずっと向こうにいて。そういう映画の仕事があったんですよ。着の身着のまま、向こうの社宅みたいなところに、一部屋に2人ずつ入れられて。最初に5万円いただいて、そこから一切お金もらえなくて。(笑)ヒーヒー言いながらやった作品がありましてね。それに杉山さんもご一緒で。」

大竹「なんで海に落とされたの?」

菅原「明治の浪人の話で、瀬戸内海に船を浮かべるわけですよ。朝5時ぐらいから行ってみんな乗って、でも昼過ぎても、夕方になっても全然撮影が進まないんですよ。杉山さんは真っ黒になってヘロヘロになってんですよ。それで「お前、ほら弁当とか来てるんだから行けよ」とか言われて、「でもまだ来てないみたいです」つったら「いいから行くんだよ!」って足が出て。

スタジオ(笑)

菅原「蹴られて。(笑)本当にスゴイんですよ。そういう現場だった。」

大竹「当時はそうでした。「八甲田山」って映画に出たとき助監督が6、7人いたんだけど、2人ぐらい逃げたからね。雪の山でもうやってられないって。」

菅原「そうなんです。この作品も2ヶ月後にオールスタッフが逃げちゃって、残されても私たちは一体どうすればいいんだって。(笑)」

この他、竹内さんと菅原さん、さらに大竹も経験した四畳半での同棲エピソードや、かつての苦労話が続々飛び出した。