アスリートたちの大活躍で史上最多のメダル獲得となった一方、贈収賄や汚職の問題が浮き彫りになってしまった東京五輪。8月29日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、元JOC理事で柔道家の山口香さんになぜ贈収賄や汚職が起きてしまったのかを伺った。

大竹「東京五輪では贈収賄とか汚職もスポンサー関係を含めてありました。ちゃんと運営ができてるのかなっていうふうにも見えましたけど、いかがですか?」

山口「昔からスポーツイベントにはそういうものって付き物だっていうふうにやってきたんだと思うんですね。でもオリンピックっていうのは東京都のような自治体が主催するので税金がある程度投入されるっていうことで他のスポーツイベントとは違うわけですよ。でも一般のスポーツイベントとオリンピックを混同してしまって、今までやってきたし、悪いことなの?っていう意識があったんじゃないかと思います」

大竹「うーん」

山口「つまりオリンピックといえども、携わる人たちが普通のスポーツイベントと同じ感覚でやってらっしゃるわけですよね。そうなるとオリンピックじゃなくても世界陸上とかバスケットワールドカップ、それぞれやってるんだからオリンピックじゃなくてもいいんじゃないの。税金をそこまで投入してやる必要があるのっていうふうに一般の人たちも考え出すっていうのは普通のことかなと思います」

大竹「うーん、そうですか」