クロップ監督がマカリステルの退場に疑問を呈した。(C)Getty Images

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 現地時間8月19日、リバプールはプレミアリーグ第2節でボーンマスと対戦。開始早々に失点したものの、先発した3トップが揃ってゴールを決めて3−1と勝利した。

 この試合で退場処分となったアレクシス・マカリステルの判定に、両指揮官が疑問の声を上げている。イギリス紙『Mirror』が報じた。
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 マカリステルは58分、ディオゴ・ジョタのシュートが相手に跳ね返され、リバウンドしたボールをコントロールしようと勢いよく飛び込む。すると、先にボールに触れていたライアン・クリスティーに足裏を見せてタックルしてしまい、これがレッドカードで一発退場となった。

 この判定にユルゲン・クロップ監督は「振り返ってみると、足の内側に力が入っていないのがわかる」と不満を吐露した。

「もし、主審がイエローだと言っていれば、VARはレッドカードに格上げしなかったはずだ。レッドカードを出すには何もかもが欠けている。接触があったことは認めるが、退場になる場合は意図が異なる」

 さらにボーンマスのアンドニ・イラオラ監督も「レッドカードのようには見えなかった。レッドというよりオレンジに近いものだ」とコメント。相手の指揮官でさえも退場には値しないと話している。

 プレミアリーグは一発レッドカードで退場した場合、翌節から3試合出場停止処分を科される。同紙によれば、リバプールはイングランドサッカー協会に対して、この判定を控訴する予定だと伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部