同時通訳の力を借りて質問に答えるケイン。シーズンの終わりには不要となるのか。(C)Getty Images

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 11歳から在籍するトッテナムを離れ、バイエルン・ミュンヘンに移籍したハリー・ケインが、ドイツ語習得に意欲を示した。英紙『Mirror』が伝えている。

 イングランド代表のキャプテンは、加入日の8月12日に行なわれたドイツスーパーカップのRBライプツィヒ戦(0−3)で、いきなり新天地デビューを果たした。

 その翌日に入団会見を実施し、加入の経緯などを明かすなか、「ドイツ語を知っているか」と問われると、「1つだけ、『Servus』(こんにちは)」と答えた。

「少なくとも週に1、2回はドイツ語のレッスンを受けるつもりだ。できる限りチームに溶け込みたい。言語の勉強は重要だし、努力は惜しまない。この国の文化を受け入れたい。クラブには英語を話す選手やスタッフが多くいるから、それは僕にとって助けになるけど、できるだけ溶け込みたい。そのためには言葉を理解するのが1番だ。学ぶにはタフな言語だと聞いているけど、挑戦してみたい」
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 すぐに絆を深めた選手のひとりが、10歳からバイエルン一筋を貫く重鎮中の重鎮、トーマス・ミュラーだ。「昨日、トーマスに会ったんだけど、彼はエネルギーに満ち溢れていて、僕を歓迎してくれたよ。すでにゴルフに誘ってくれているから、近いうちに実行すると思うよ」と明かすように、かなり打ち解けている様子だ。

「彼は年々、素晴らしい選手だと証明している。これまで見てきたなかで、このチームの最大のリーダーの1人だと思う。僕たちはお互いを補い合える。彼は得点もアシストもするし、僕もそうだ。こういう選手たちと一緒にプレーできるのは楽しみだし、トーマスとはかなり仲良くなれると思うよ」

 ケインとミュラー。イングランドとドイツのレジェンドは、ピッチ内外で強力な関係を築きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部