エースのハーランド(右)に激怒したグアルディオラ監督。(C)Getty Images

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 公開説教が物議を醸している。

 現地8月11日に開催されたプレミアリーグの開幕戦で、昨季王者のマンチェスター・シティは、昇格組のバーンリーと対戦し、3−0で快勝を飾った。

 この試合のハーフタイムに起きた出来事が注目を集めた。前半で2ゴールを挙げたエースのアーリング・ハーランドに指揮官のジョゼップ・グアルディオラが詰め寄り、激しく叱責したのだ。このシーンを収めていたカメラを手で払いのけるほど、ご立腹の様子だった。

 英紙『Mirror』によれば、主砲は試合後、自身にパスを出さなかったベルナルド・シウバに不満そうな態度をしたのを咎められたと明かしている。

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 同紙は、この一件について、シティのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBガリー・ネビル氏の発言を紹介している。

「あの激しさを愛し、だからこそ彼が地球上で最高の監督だという人もいるだろう。カメラの前で彼の腕を掴むなど、公の場でそんなことをするべきではないと言う人もいるだろう。私はサッカーの歴史の中で、最も熱血的な監督の一人(サー・アレックス・ファーガソン)の下でプレーした。だが、彼はピッチ上でそのようなことを決してしなかっただろう」

 また、スポーツメディア『The Athletic』で主にユナイテッドを担当しているサミュエル・ラックハースト記者は、自身のX(旧ツイッター)にこう投稿している。

「ジョゼップ・グアルディオラは、自分がいかに天才であるかを示すために、ハリウッド俳優よりもカメラの位置をよく認識している」

 一方で、ネビル氏のコメントに対し、元マンチェスター・シティ女子のMFイジー・クリスチャンセン氏が「彼は完璧主義者なの。リアクションを求めている」と発言したように、行動を擁護する声もある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部