ユナイテッドへ移籍したマウント。(C)Getty Images

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 現地時間7月5日、マンチェスター・ユナイテッドはチェルシーからメイソン・マウントの獲得を発表。アカデミー時代から育ったクラブを離れ、マウントは新たな挑戦を決断した。
 
 ユナイテッドはマウントに伝統の「7番」を与えるなど、大きな期待を寄せている。特にエリク・テン・ハーフ監督は以前からマウントに注目し、イギリス紙『Mirror』によれば、過去にも獲得に動いたほどだったという。
 
 チェルシーからフィテッセに期限付き移籍していた2017-18シーズンのエールディビジ第26節で、テン・ハーフ監督が率いるアヤックスと対戦した。当時19歳ながら主力として活躍していたマウントは、持ち前のテクニックで相手を翻ろう。ブライアン・リンセン(現浦和レッズ)の2ゴールなどでフィテッセが3−2の勝利を収める。
 
 テン・ハーフ監督の目の前で好プレーを見せたマウントは、エールディビジで32試合・14ゴールと存在感を発揮。シーズン終了後にチェルシーへ復帰して、再びレンタル先を探すことになったが、彼にオファーしたのはアヤックスだった。
 
 しかし、当時はフランク・ランパード監督が率いるダービー・カウンティも獲得に動き、マウントはダービーへと期限付き移籍を決めている。後にランパード監督はチェルシーの指揮を執り、マウントもチェルシーで定位置を掴むなど、大きな移籍となった。
 
 アヤックスへの移籍は実現しなかったが、5年の時を経てテン・ハーグ監督のもとでプレーすることになった。ユナイテッドのマウントは、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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