7月5日の大竹まことゴールデンラジオは朝日新聞の「処理水放出「基準に合致」 政府、時期判断へ IAEA報告書」というニュースを取り上げ、大竹がコメントした。

朝日新聞によると、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出計画をめぐり、国際原子力機関(IAEA)は4日、「計画は国際的な安全基準に合致」し、人や環境への影響は「無視できるほど」とする調査報告書を公表した。政府は報告書の内容を踏まえて国内外に放出への理解を求めつつ、今年夏ごろまでとしている放出開始の具体的な時期を最終判断する。この報告書をIAEAのグロッシ氏が岸田総理に手渡した。報告書は無視できるほどだというふうには書いてあるが、会見の中では改めて「報告書は、放出計画の妥当性を認めつつ、処理水の放出は日本政府による決定であり、この報告書はその方針を推奨するものでも支持するものでもない」と強調している。

さらに、政府が原子力の国際的権威と位置づけるIAEAからの安全性のお墨付きを得たことで、焦点は今後、岸田総理による放出時期の判断に移る。ただ2015年安倍政権の時に福島県の漁業協同組合連合会に関係者の理解なしにはいかなる処分も行わないと約束をしている。この理解と合意が今後どこまでできるのかということになりますが、福島のいわき市の漁協江川さんという組合長の方のコメント載っています。「放出ありきで進められて私たちの声が踏み潰されていくような感じだ。国際機関が安全ですといえば消費者も安心するのか。そんな単純な問題ではないだろう」とこういう不安の声を載せている。

今回、IAEAから人や環境への影響を無視できるという調査報告書が出るに至ったわけだが、その裏には、従来(東日本大震災以前)の水処理設備ではセシウムを主に除去していたところを、多核種除去設備 (ALPS)によって、セシウムを含む62種の放射性物質(トリチウム(※2)を除く)の除去を行った結果によるもののようだ。

大竹「公明党の山口代表がなんか言ってたね」

砂山アナ「海水浴シーズンに放出をしなくてもいいんではないかということが波紋を呼んでいまして、公明党の山口代表が2日、「いたずらな不安を招かないよう配慮があってしかるべきだ」と記者会見で海水浴シーズンを避けるべきだという認識を示して、ただこの発言が逆に不安を招くんじゃないかという声もあって、昨日山口代表が、釈明に追われたんですが公明党の山口代表昨日の記者会見では、この2日の発言について、安全性を国内外に説明する上で時間が不足しているという趣旨だったと説明しました。いわゆる風評被害を助長するんじゃないかって不安に対しては理解を説明する上で時間が不足しているという趣旨だったんだよとこういうふうには、釈明をしています」

大竹「釈明はいいんだけどさ、でも最初は海水浴のシーズンを避けてって言ってたわけだよね。海水浴のシーズンを避けてって言ったらさ、ちょっとちょっと!」

壇蜜「無視できるほどって言ってたじゃないか」

大竹「という話になっちゃうよね。それで釈明をしたっていうことなんだろうけども、あともう一つこの漁業組合の理解なしには、放出はしない。ずっとこれは最初から言ってるわけです。今でも、これは変わってないということだよね。そうするとこの後、漁業組合がこの夏ってもう7月の5日だからね。夏です。この辺の理解をどう深めていくのかなぁと。風評被害も含めたということだけど、漁業組合はとても懸念を示しているね」

砂山アナ「この理解っていうのがお互いにとって、ちょっと違う意味になってる可能性もあります。理解っていうのがはっきり定義されてない状況ですけどね」