7月5日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーにお笑いコンビ、エレキコミック(やついいちろう、今立進)が登場した。およそ30年の芸歴である二人が、結成当時の話や、長い歴史を持つ「やついフェス」の話を展開。昔といまの「お笑いネタの長さ」についても聴かせてくれた。

大竹まこと「いまもうさ、若手が出てきて、短い時間でパンパン、パンパンやるじゃん」

やついいちろう「それで伏線回収とかあるでしょう?」

今立進「緻密なネタが多いですね」

やつい「行き当たりばったり、っていうやつがいない」

大竹「そういう意味では貴重」

今立「僕らは逆行していますからね(笑)。15分、20分のネタが多数あります」

やつい「たとえばテレビで何かやってください、と言われたときにやるネタが、まあない。2分ぐらいでとか」

壇蜜「与えられた時間が限られている……」

やつい「私たちが持っているネタで、いちばん短いのが12分ですから」

大竹「M-1には入れないけど、演芸場には入れるよ」

やつい「最近、浅草ではウケますね。ウケるんだあ、ってビックリしました」

今立「世代が合ってきたのかもしれませんね(笑)」

やつい「(漫才協会のような)団体に入っていないんですけど、時々、落語家の方が呼んでくれて。特に合わせるわけでなくても、反応がよくて」

大竹「俺ら(シティボーイズ)のコントなんて、1分2分はネタふりの段階だからね」

やつい「斉木(しげる)さん、入ってこないんじゃないですか?」

壇蜜「登場する前に終わっちゃう(笑)」

大竹「斉木はだって、10分ぐらい出てこないもん」

壇蜜「テレビ厳しい……!」

今立「それだけテンポよく、ってことですね」

やつい「その分YouTubeとか自由なところも増えているじゃないですか。長尺はそこで対応していると思うんですけど、僕らはそれもしていないので(笑)」