イ・ガンイン選手(写真:PA Images/アフロ)

写真拡大

FIFA(国際サッカー連盟)の公式ツイッターは2023年6月12日に更新し、U−20ワールドカップ(W杯)の歴代MVPを紹介する動画を公開した。

U−20W杯は5月20日に開幕し、6月11日に決勝戦が行われウルグアイがイタリアを1−0で下して優勝を果たした。MVPは決勝でウルグアイに敗れたイタリアのMFチェーザレ・カサデイ(イタリア、20)が選出された。

「韓国の至宝」として絶大な人気

U−20W杯は1977年に第1回大会がチュニジアで開催され今回が23回大会となる。ツイッターに投稿された動画では77年大会から今大会まで23人のMVPを紹介しているが、19年大会MVPの韓国代表MFイ・ガンイン(22)を紹介する際にミスを犯した。

各選手はそれぞれ自国の国旗と共に紹介されているが、イは韓国国旗ではなく日の丸が用いられた。

この投稿に対してファンから「イは韓国人で日本人ではない」「一線を越えた」「今すぐ削除して再投稿してください」などと英語や韓国語でツッコミが入った。

イは10歳の時にサッカー留学のためスペインに渡り17年にバレンシアCF・メスタージャでプロデビュー。21年に移籍したRCDマジョルカでは同じ年の日本代表MF久保建英(22)と共にプレーし注目を集めた。

韓国代表としても活躍しており、19年U−20W杯では自国の準優勝に貢献。2ゴール4アシストで大会MVPに輝いた。22年W杯カタール大会には韓国代表として出場し、国内では「韓国の至宝」として絶大な人気を誇る。

なお、23年U−20W杯に出場した日本はグループCを1勝2敗で終えグループリーグ敗退。韓国は準決勝でイタリアに1−2で敗れ、3位決定戦ではイスラエルに1−3で敗れた。