【巨人】秋広2号!メガゴジラ覚醒間近で評価が高まる「2人のキーマン」

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2号を放った秋広(C)CoCoKARAnext

 ニュー55番、秋広優人の快進撃が止まらない。

 17日のヤクルト戦(神宮)に「6番・左翼」で先発出場した秋広は4回無死一、二塁の好機に市川悠太の初球スライダーを捉えると、右翼席へ2号3ランを放った。

【動画】原監督も驚いた!こすったような当たりでもスタンドインした秋広の2号3ランの場面

 バットの先でこすった当たりがスタンドイン。身長2メートル、恵まれた体躯からなる豪快な打撃でチームに勢いを与えている。

 驚くべきは、そのコメントにもあった。「自分のスイングはなかなかできなかったけど、スタンドインできたのはすごい嬉しいです」。自身のスイングが「できなかった」中でスタンドイン、さらに自在にバットを操れるようになれば、どんな打撃を見せてくれるのか、G党の期待も高まるばかりだ。

 高卒プロ3年目、松井秀喜氏もつけた伝統ある背番号「55」を背負いながら、躍動している。のびのびプレーを続けられている原動力はどこにあるのか。

 ひとつには師弟関係で知られる中田翔の存在があげられている。昨年、オフの自主トレに秋広が弟子入りして始まった関係も、「飯トレ」を始め打席での心構えなど、球界を代表するスラッガーの薫陶を存分に受けていることも秋広の成長につながったとされる。

 さらに覚醒を促した存在としてあげられているのは二岡智宏二軍監督だ。プロ入りから成長を見守り、今季は開幕スタメンを勝ち取れなかった若きロマン砲にあえて、「自分の好きなように打ってみろ」と自身で考える時間を与えたという。

 周囲が期待する長距離砲と、自身が求めるスタイルの乖離は以前から指摘されていたが、改めてファームの試合に出ながら自身の持ち味をじっくり見つめ直す時間を得たことで、打席でも落ち着いて取り組めるようになったという。

 日々学び、日々成長している。秋広が楽しそうにプレーする姿は有形無形にチームに力を与えている。

 これでチームも4位に浮上。若武者のさらなる快進撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]