見事なアレンジを効かせたサッカー日本代表の“桜餅ウェア”が一部で話題となっている。世界各国の代表ユニフォームに独自の刺繍を施し、サッカーシャツの新たな価値を創造してきたダイアナ・アル・シャマリ氏の最新作だ。

 

英国のユニフォーム刺繍家として活動し、作品を世界に発信しているシャマリ氏。2020年にPUMAのイタリア代表ユニフォームをリメイクしたウェアが話題となると、今年2月には、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーとタッグを組み、赤い薔薇の刺繍を入れたユニフォームが公式オークションで完売するなど、活躍の場を広げている。


そんな彼女が新たに手を加えたのは、日本代表の“桜餅ウェア”だ。ファッションブランドKENZOアーティスティックディレクター、HUMAN MADE創始者兼デザイナーのNIGO氏によってデザインされ、サムライブルーから一転、ピンクとグリーンの組み合わせが印象的なadidasのスペシャルコレクションだったが、そのユニフォームは今回、次のような変貌を遂げている。

 

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現地4月22日、インスタグラム、ツイッターを更新したシャマリ氏は、「日本の文化や春、新たな門出にインスパイアされた」とコンセプトを記し、作品の写真を共有。ウェアの前面には日本の桜をイメージしたと思われる白やピンクの花、そして背面には刺し子の模様がアレンジされており、「背中の四角いパターンはサシコという日本の伝統的な刺繍技法から着想を得ている」と説明した。

 

この投稿には、ツイッターで3000件、インスタグラムで9000件を超える「いいね」が寄せられ、コメント欄にも絶賛の声が続々。シャマリ氏のSNSには、今作の他にも独自の刺繍を施したユニフォームが公開されており、日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)着用モデルも同じく桜をテーマとしたデザインで好評のようだ。

 

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なお、彼女が発表した作品の一部は、本人の公式オンラインショップから購入が可能。特別な一枚が欲しい方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか