星野リゾートって「高級で厳格」なイメージだけども。

「ルーズさ」がコンセプト

 沖縄屈指のビーチリゾートである恩納村に「自由さ」を全面に打ち出したホテルがあります。2022年にオープンした「星野リゾート BEB5沖縄瀬良垣」です。どのような場所なのでしょうか。


星野リゾート BEB5沖縄瀬良垣(乗りものニュース編集部撮影)。

 星野リゾートといえばいまや全国でも屈指の1大ホテルチェーンのひとつですが、一般的にどちらかというと高級で厳格、といったイメージもあります。そのなかで「BEB5沖縄瀬良垣」は、1泊9000円(2名1室のひとりあたりの価格)からと低めに抑えられているほか、「ルーズさ」をうたう新たなコンセプトをもちます。

 部屋数は105室。全客室にキッチンやドラム式の洗濯機、大型冷蔵庫、電子レンジが設置されており、自炊や部屋でのパーティなどにも対応しています。客室のタイプは8種類で、世界で初というゴーヤをテーマにしたコンセプトルーム「ゴーヤルーム」などユニークな部屋も設置されています。

 1階部分の共有スペース「TAMARIBA」は24時間オープン。屋内、そして屋外に、靴を脱いだ座敷型のものを始め、さまざまなスタイルの席が用意されています。スペース内のカフェはSNS映えをウリにするモンブランなどが提供されているほか、同県のご当地ビールやおつまみなどを24時間購入でき、テレワークはもちろん、飲み会などを行うことも可能です。このほかホテル内にはプールやジムなども備わります。

 このように一般的なホテルよりも自由度の高い設備面を持つ「BEB5沖縄瀬良垣」ですが、チェックアウト時間も「だいたい11時」と「ルーズ」な方針をうち出しています。ホテルでの過ごし方を「あんまりルールがない」とアピールし、斬新な工夫を持つ同ホテルは、沖縄旅行にまた新たな選択肢をもたらしそうです。