ベルゴロド市は、ここ1年で火災や爆発が相次いでいるそう。

1年前にも大規模な火災あり

 ロシア国防省は2023年4月20日、同国空軍のSu-34戦闘爆撃機が、ウクライナ国境近傍の都市ベルゴロド上空を飛行中に航空用弾薬の緊急投下を行ったと発表しました


ロシア空軍のSu-34戦闘爆撃機(画像:ロシア国防省)。

 当局によると、調査の結果、住宅・建物などに被害は出ているものの、死傷者はいないとのこと。なお、引き続き調査を進めているとしてます。

 ただ、同市を含むベルゴロド州のトップ、ヴャチェスラフ・グラドコフ知事のSNS(テレグラム)などでは、市内の中央通りに半径約20mの大穴が開いたことが確認されているとのこと。爆風は駐車中のいくつかの車を損傷させ、アパートを損壊、電柱を倒したそうで、負傷者も3名確認されているとのことです。

 ベルゴロド市は人口約35万人を擁するベルゴロド州の州都で、ウクライナ国境からは約30kmの距離に位置しています。なお、1年ほど前の2022年4月1日には市内にある燃料貯蔵施設で大規模な火災が起きているほか、同年7月3日には市内の別の場所で複数の爆発が相次いで発生しています。