FFRIセキュリティ<3692.T>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。12日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表し、純利益を3700万円から1億8100万円(前の期比50.8%増)へ増額した。第3四半期累計時点の同利益が700万円であることから、今回の上方修正がサプライズとなる形で買いを集めている。

 売上高も19億2000万円から19億5200万円(同9.7%増)へ引き上げた。セキュリティーエンジニアの採用が高コストになると予想していたものの、コンピューター工学の基礎力が高い人材を中心に採用を進めたことで人件費や採用費が想定より減少したことが業績を押し上げる。また、持ち分法適用会社エヌ・エフ・ラボラトリーズによる営業外収益が予想を上回る見通しにあることも寄与する。

出所:MINKABU PRESS