本塁に突入するパイレーツのオニール・クルーズ【写真:ロイター】

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本塁でのタッチプレーで交錯…走者が大怪我を負い、一触即発の事態に

■パイレーツ 1ー0 ホワイトソックス(日本時間10日・ピッツバーグ)

 9日(日本時間10日)に行われたパイレーツ対ホワイトソックスで、両軍選手がグラウンドに飛び出しもみ合いとなる事態が起きた。本塁を狙った三塁走者が滑り込んだ際に捕手と交錯して左足首を骨折するアクシデント。これが発端になり一触即発の事態となったが、大怪我の走者そっちのけの展開に「乱闘してる場合じゃない」「乱闘する前に助けてあげろよ」と声が上がった。

 パイレーツは6回無死一、三塁でケブライアン・ヘイズが三塁へのゴロを放った。三塁走者のオニール・クルーズは本塁を狙うも、ホワイトソックスの捕手セビー・ザバラと交錯するような形でタッチされアウトに。スライディングの際に左足首を痛めて、そのまま苦悶の表情で倒れ込んだ。ここでパイレーツのカルロス・サンタナが、ザバラに言葉を発したところ、両軍ベンチから選手が飛び出し、入り乱れる展開に。ホームベース付近でクルーズとトレーナーが取り残される展開になった。

 ホワイトソックスの地元局「NBCスポーツ・シカゴ」は公式ツイッターに動画を投稿。ファンからは「クルーズの心配したれよ!!」といった心配の声や「滑り込みの仕方を学習して」「残酷な怪我だが、走塁が酷い」といったコメントも寄せられた。

 MLB公式によると、サンタナは「クルーズは故意にぶつかろうとしたわけではない。彼(クルーズ)が苦しんでいる時の(ザバラの)言いぐさが気に入らない感じだった」とプレーを振り返った。ザバラはクルーズのスライディングのタイミングが遅かったことを指摘したという。(Full-Count編集部)