Twitterは2023年4月1日以降、アカウント名の横に表示される認証済みバッジ(青色チェックマーク)をTwitter Blue加入者のみが維持できるようにすると発表していました。これに対して、ニューヨーク・タイムズは「認証済みバッジを取得するためにTwitter Blueに加入するつもりはありません」と明かしています。

New York Times says it won't pay for Twitter verified check mark | Reuters

https://www.reuters.com/business/media-telecom/new-york-times-says-it-wont-pay-twitter-verified-check-marks-2023-04-02/



It'll Probably Take Twitter a While to Remove All Those Legacy Blue Checkmarks | PCMag

https://www.pcmag.com/news/twitters-verified-badge-removal-system-prone-to-breakage

Twitter strikes New York Times’ verified badge on Elon Musk’s orders - The Washington Post

https://www.washingtonpost.com/technology/2023/04/02/twitter-newyorktimes-musk-verified-badge/

Twitter overhauled its verified check marks this weekend - but seemingly only for The New York Times account

https://ca.finance.yahoo.com/news/twitter-overhauled-verified-check-marks-165603224.html

これまでTwitterはユーザーのなりすましを防ぎ、アカウントが本物であることを示すために認証済みバッジを導入していました。当初この認証済みバッジはTwitterに申請を行い、受理された場合にのみ認証済みバッジをアカウント名の横に付けることが可能でした。

Twitterアカウントが本物であることを示す「認証済みバッジ」のリクエストシステムが登場、申請方法まとめ - GIGAZINE



しかしその後、マスク氏に買収されたTwitterは認証済みバッジの有料化を決定し、2022年11月に月額7.99ドル(約1060円)、日本ではiOS・Androidの場合月額1380円、ウェブサイトからの登録の場合月額980円で提供されているサブスクリプションサービス「Twitter Blue」の特典として、ツイートの編集機能などに加え、認証済みバッジの付与が追加されました。

月額1200円で認証済みバッジが買える「新生Twitter Blue」をイーロン・マスクが正式公開、灰色の公式チェックマークは即廃止に - GIGAZINE



Twitterは2023年3月23日に、利用者が本人であることを示す「認証済みバッジ」に関して、旧式のアカウント検証プログラムを終了し、2023年4月1日からはTwitter Blueの利用者のみが認証済みバッジを維持できると発表していました。

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これに対して、ニューヨーク・タイムズの広報担当者が「ニューヨーク・タイムズはTwitterアカウントの認証にお金を払う予定はありません」と述べ、認証済みバッジの削除を受け入れることを表明したことをCNNのレポーターであるオリバー・ダーシー氏が報じています。





また「ニューヨーク・タイムズの記者が個人でTwitter Blueに加入したとしても、記者本人に払い戻しを行うことはありません」と付け加えています。





一方で認証済みバッジをまとめて確実に削除することは困難だとされており、マスク氏は「Twitter Blueへの支払いを拒否する姿勢を表明しない限り、認証済みバッジの削除に数週間の猶予を与えます」と述べています。





そんな中あるユーザーがマスク氏に、ニューヨーク・タイムズが「Twitterアカウントの認証にお金を払う予定はありません」と述べたことを報告しました。





するとマスク氏は「よし、じゃあ認証済みバッジを外そう」と応え、実際に2023年4月1日にニューヨーク・タイムズの認証バッジは削除されています。





ニューヨーク・タイムズの発表に対してTwitterはコメントを残していませんが、マスク氏は「ニューヨーク・タイムズの本当の悲劇は、彼らのプロパガンダが面白くもなんともないことです」と批判しています。