4月1日をもって解散が決まっている3人組アイドルユニットまなみのりさ、その活動のラストソングとなる『栞』の歌詞が赤裸々すぎて話題になっている。


まなみのりさは、Perfumeなどを輩出したアクターズスクール広島で結成され、結成当初からメンバー変更を一切することなく「まなみ」「みのり」「りさ」の3人で活動を続け、デビュー15周年を迎えている。そんな彼女たちだが4月1日に解散することを発表しており、『栞』は最後にして初めて自分たち自身で作詞を手掛けた。


「もう出番はないんだね 続きはもうないんだね」
「「会いたいな」って からじゃもう遅いんだよ 「またね」はもうないんだよ」

「好きだけじゃ走れなかったのは それだけ本気だったから」
「積み重なったCD 着なくなった衣装 ズタボロになった足の裏」

「全部がもう2度と 取り戻せない宝物の日々」


など、活動してきた本人にしか表現できない繊細な情景と長い活動中の苦難と苦悩、それを乗り越えさせてくれたファンへの心からの感謝が初めての彼女たちの歌詞に詰め込まれていた。

そしてなにより、最後を締めくくる言葉はまなみのりさ3人の人柄が鮮明に伺える“最後くらいはちょっと笑顔で”というフレーズ。解散という道を選ぶ3人と、長く応援を続けてきたファンの関係性を描くこれ以上ない純粋な言葉で6分にも及ぶ長尺のバラード『栞』は幕を閉じる。


公開されたMVでは、『栞』を初披露した時の様子に加えて、過去のライブやオフショットの映像が使用されており、まなみのりさの思い出が凝縮された1曲で歴史を感じ取ることができる作品となっている。


まなみのりさは、2月18日から最初で最後の全国ツアーをスタートさせ、各公演ゲストを迎えながら全国6か所を訪れる。そして4月1日には解散ライブを中野サンプラザホールにて開催する。最後のワンマンライブは、彼女たちにとって最大キャパシティとなる会場で実施される。チケットは1月14日に発売したベストアルバム『LAST』とセットで販売されている。


まなみのりさ最後にして最大の挑戦となるワンマンライブ。15年にも及んだアイドル人生の集大成ともいえる姿をぜひ目に焼き付けてほしい。