「うる星やつら」や「機動戦士ガンダム 水星の魔女」など、人気アニメのヒロインに扮したコスプレイヤーがずらり/撮影:ソムタム田井

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衣装の造形からウィッグの質感、メイクの出来栄えまで徹底的にこだわり、好きな作品のキャラクターになりきるコスプレ。2023年も、2月12日(日)に幕張メッセにて開催される「ワンダーフェスティバル2023【冬】」や、3月25日(土)と26日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2023」など、コスプレを楽しめる大型イベントが多数開催予定。いずれも大いに盛り上がることが予想される。

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ちなみにコスプレイベントといえば、参加しているレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメや漫画、映画、ゲームなどを分析できるところも参加するうえでの醍醐味の1つ。

2022年の年末に開催され、2日間で18万人が来場した「コミックマーケット101」(略称:コミケ101)では、同時期(2022年秋シーズン)に放送していたアニメ作品が人気で、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」や「うる星やつら」「チェンソーマン」「BLEACH 千年血戦篇」「SPY×FAMILY」などのキャラクター(に扮したレイヤー)が勢ぞろい。

また映画では、全世界興行収入が319億円に到達した大ヒット作「ONE PIECE FILM RED」の人気が高く、同作のヒロイン・ウタに扮するコスプレイヤーも大勢参加。現在公開中の「THE FIRST SLAM DUNK」のコスプレで駆けつけ、“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。

そしてもう1点、「コミケ101」で印象的だったのが、コスプレを題材にした人気コミックであり、2022年12月にテレビアニメの制作も発表された「2.5次元の誘惑(リリサ)」のヒロインたち扮したコスプレイヤー。作中の“冬コミ編”で披露された衣装を着こなして併せを行うグループが多く、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのも印象的だった。

本記事で紹介した「コミケ101」に続き、2023年に開催予定の各種大型イベントでは、はたしてどのような作品のコスプレに人気が集中するのか?

前述の「ワンフェス2023【冬】」、「AnimeJapan 2023」以降も、4月29日(土)、30日(日)に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2023」、8月4日(金)〜6日(日)にかけて愛知県名古屋市・栄周辺で開催される「世界コスプレサミット2023」、そして8月12日(土)、13日(日)は東京ビッグサイトで「コミックマーケット102」が開催されるので、最新のコンテンツをチェックしておき、会場でお気に入りのキャラを探してみるのもよいだろう。

取材・文=ソムタム田井