世界中で都市開発が進み、緑あふれる自然から人工物へと景観が置き換わっています。

しかしながら、オランダのユトレヒトはその逆を行っているのだとか。

1980年代と2022年の比較をご覧ください。

 

Same place in Utrecht Netherlands, 1980 and 2022. : Reddit

上が1980年代、下が2022年のほぼ同じ地点。

高速道路が運河になり、コンクリート色から緑生い茂る土手に。

さすがは環境先進国とも言われるオランダの都市です。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●何て悲しいんだ。美しいコンクリートが自然に侵食されてしまっているじゃないか。

↑これは社会が崩壊して、自然が乗っ取ったんだ。

↑それは運河じゃない?

↑ええと、その建物は破壊されたわけじゃないよ!
2枚目の写真は1枚目の写真より1つ手前の橋から撮られているので、ちょっと誤解させているね。だがその運河が復活したのはすごいこと。

オランダでは時が逆に流れているようだ、そして素晴らしい。

↑投稿者が写真を逆に貼ったのだと思う。

↑ヨーロッパの都市は今でも上の写真や、もっとひどいところもある。

↑ユトレヒトは全体にナイスな都市だけどね。いろいろと正しい選択をしている。天気さえマシならそこに住むのだが。(※オランダは晴れの日が少ない)
ハールレム(アムステルダム近郊)に何年も住んでいたが、最近アンダルシア(スペイン)に引っ越した。

●同じ家がまだそこに建っているね。写真に写っている。

↑大きなビルはまだあるし、この写真は橋より先なので、実は写真の印象ほどは変わっていない。

↑高速道路を運河に変えて、緑でいっぱいにしたのはかなり大きな変化だと思うけどね。
●この記事によると、ユトレヒトは1970年に高速道路に変えられた歴史的運河を復活させた。

●……かつては駐車場だった。今では平和なオアシス……。

●珍しいケースの森林再生だね。

↑にわかにその写真が信じられない。今まで積極的に「未開にする」というのを聞いたことがない。

オランダの他にも多くの場所で、ヨーロッパでも60〜80年代に発狂的に車社会化したのを、車のためではなく人のために都市をデザインしようとなった。だから「再開発」したんだ。

●同じ橋から見たストリートビュー
2022年
(Marga Klompebrug - Google マップ)
2014年
(Marga Klompebrug - Google マップ

↑良い比較だね。


1970年代に900年の歴史を持つ運河が高速道路になり、2002年の国民投票の結果を受けて運河が復活したとのことです。

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