優れた製品づくりや活動で地域経済の活性化に貢献する中小企業をたたえる表彰式が２日、栃木県庁で行われました。

　産業の振興に貢献する中小・小規模企業を県がたたえる「キラリと光るとちぎの企業」として表彰を受けたのは８つの会社です。表彰は高い技術力による製品づくりなど、地域経済のけん引役として活動する企業を応援しようと県が２０１６年度から行っているもので、今回で７回目です。

　表彰式では受賞した企業に対し、福田富一知事から賞状が贈られました。このうち、１９３０年に創業した下野市のハネクトーン早川はネクタイのほか、仕事用のレディースユニホームの企画製造販売を手がけています。中でも学生用ネクタイとリボンの国内シェアは５０％を誇ります。

　コロナ禍の２０２０年に宇都宮市の空き家を改装しオープンしたカフェ好日は、店舗を活用して茶道教室を開催するなど日本文化を身近に体験できる地域の交流の場にもなっています。

　福田知事は「引き続き栃木を代表するキラリと光る企業として、ほかの企業のチャレンジ意欲を喚起し地域の活性化につなげる役割を担ってほしい」とさらなる活躍を期待していました。