新型コロナウイルスの影響で２年間中止になっていた第６４回栃木県郡市町対抗駅伝が２９日、３年ぶりに行われ、那須塩原市Ａが総合優勝を果たしました。

　大会には２９チームが出場し、県庁から栃木市総合運動公園を往復する６０．４２キロを１０区間で争いました。

　往路１区では日光市Ａの梶谷瑠哉選手が２位に２６秒差を付けてトップでタスキ渡し。２区で真岡市Ａが先頭に立ち、３区では佐野市Ａ、足利市Ａとトップが目まぐるしく入れ替わります。さらに、４区で那須塩原市Ａが先頭。最終５区で足利市Ａの山口彰太選手が区間賞の走りで逆転し、１４年ぶり８回目の往路優勝を果たしました。

　復路６区は３人の先頭集団から宇都宮市Ａが先頭、７区では那須塩原市Ａがトップに立ちます。そして８区、大注目の壬生町、ガンドゥ・ベンジャミン選手が１０位でタスキを受けて圧巻の走り。９人をごぼう抜きして壬生町史上初のトップに躍り出ます。９区では再び宇都宮市Ａがトップに立ち、１０区アンカーの亀井大生選手が安定した走りで独走し、宇都宮市Ａが１３年ぶり１０回目の復路優勝を果たしました。

　往路と復路を合計した総合優勝は、那須塩原市Ａが３時間８分１６秒で４年ぶり１１回目の栄冠を勝ち取りました。