宇都宮市内の小学生が参加するスケート大会が２７日、宇都宮市の宇都宮スケートセンターで開かれました。

　国体の選手などを輩出してきたこの大会は、この日の開催をもって５４年の歴史に幕を下ろしました。

宇都宮市スケートセンターで行われた大会には、市内２９の小学校から５年生と６年生の児童合わせて７７人が参加しました。児童たちは２００ｍ、３００ｍ、４００ｍの３つの種目で、スケートリンクを周回しタイムを競います。

　いまから５４年前の１９６９年に始まったこの大会には、多い時で３００人を超える児童が参加し練習の成果を競いました。しかし、最近は練習の機会の確保が難しく大会への参加人数が減り、ことしの大会を最後に開催を取りやめることが決まりました。

　この日は大会記録は出なかったものの、児童たちは限られた練習時間の中で培った気迫あふれる滑りを見せました。

　現在の宇都宮城址公園にあった「御本丸スケート場」の時代から続いてきた大会は今回で最後ですが、これまで参加した多くの宇都宮市民の思い出はこれからもスケートリンクに残り続けます。