障がいのある人たちに仕事に就く機会を広げてもらおうと、企業による説明会が２４日、宇都宮市内で開かれました。

　この「障がい者就職ガイダンス」は、宇都宮市とハローワーク宇都宮、宇都宮商工会議所が開催したものです。障がい者の雇用促進と就職機会の拡大を図るため２０１９年から開いていて、新型コロナの影響もあり今回が３回目になります。宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開かれたガイダンスには、ハローワークに求人を出している１０社が参加し、市の内外から障がいのある人およそ１００人が説明会に臨みました。

　法律では、一定規模の企業は従業員の２．３％にあたる障がい者を雇用するよう義務づけています。栃木県内の民間企業の障がい者雇用率は２０２１年６月１日現在で、２．２６％と法律で定める雇用率には届いていません。

　ブースではそれぞれの企業が１回につきおよそ１０人ずつ、企業の説明や障がい者向けの業務の説明、質疑応答などを行いました。就職を希望する人は今後、企業の面接などに応募して就職活動を進めていくことになります。