スポーツの全国大会で今年度、優秀な成績を収めた団体や個人、指導者に贈られる県高校スポーツ賞の表彰式が２４日、宇都宮市内で行われました。

　栃木県高校スポーツ賞はスポーツの振興に貢献した選手と指導者をたたえるもので県高校体育連盟と県運動記者クラブにより１９５９年に設けられました。表彰式は新型コロナウイルスの影響で３年ぶりに開かれました。

　今年度は、全国大会で優勝したチームがなかったためメインの賞になる「高校スポーツ賞」の該当が２年ぶりにありませんでした。「高校スポーツ奨励賞」を受賞したのはインターハイの体操男子団体で準優勝した作新学院と全国高校定時制通信制大会のバレーボールで準優勝した科学技術学園宇都宮です。

　個人に贈られる優秀選手賞にはいずれもインターハイで優勝した体操男子、作新学院３年の谷田雅治選手、ウエイトリフティング男子、小山南３年の塚田直人選手、同じくウエイトリフティング女子、栃木翔南３年の千野虹選手です。指導者の部門では優勝した選手を指導した監督など合わせて６人が受賞しました。

　受賞者を代表して千野選手があいさつしました。県高校体育連盟の吉成卓会長は「これまでの栄光に満足することなく新たな目標に向かって精進し大きく飛躍することを期待している」と選手たちをたたえました。