©️PantherMedia / Valerio Rosati

 ちょうど1週間前に行われたSSCナポリ戦にて大敗を喫していたユベトス・トリノだが、今度はさらなる追加打撃が法的措置によって下されることになった。財務不正と貸借対象表の改ざんなどで捜査(UEFAも介入)を受けているイタリア歴代最多優勝を誇る名門に、金曜夜にはなんと勝ち点15の減点という処分が言い渡されている。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のジュゼッペ・チネ主任検察官は、ローマにあるイタリアサッカー連盟スポーツ裁判所にて、勝ち点9の減点を求めていたものの裁判所はさらに6を追加することを判断。幹部11名には制裁が下され、パラティチ氏とアニェッリには2年、ネドヴェド氏には8か月に渡り、いかなるスポーツ職にも就くことが禁じられることに。

 一方でその他サンプドリア、プロ・ヴェルチェッリ、ジェノア、パルマ、ピサ、エンポリ、ノヴァーラ、ペスカーラはすべて無罪が支持。つまり2005年には不正操作問題で2部強制降格処分を受けたこともあるユベントスは、順位を3位から10位にまで落とすことになるが、ただ今回の決定をイタリアのオリンピック委員会(CONI)に上訴することが可能であり、実際にその予定であることもクラブ側は明らかにしている。