２０日は一年で寒さが最も厳しくなると言われる二十四節気の一つ「大寒」です。小山市の神社では、冷たい水をかぶり体を清める「大寒みそぎ」が行われました。

　一年で最も寒い日にみそぎを行うことで一年間の無病息災などを祈る「大寒みそぎ」が行われたのは、小山市宮本町の「須賀神社」です。この神社で行われるのは初めてで、市内を中心に茨城や埼玉など県内外から１６人の男女が参加しました。

　みそぎは白いふんどしや装束姿で清められた水をかぶり、日常生活の中で知らず知らずについた罪やけがれをはらうものです。参加者たちはホラ貝の合図で境内に入り、道彦と呼ばれる先導役に従って和歌を歌いながら舟をこぐ動作をする「鳥船行事」などを行い、気持ちを高めました。そして、「えい、えい」などと掛け声をかけながら、前日からたるにためてあった水を体に浴びて身を清めました。

　みそぎが行われた午前１１時ごろの境内の気温は８度とこの時期としては暖かかったものの、参加者たちは寒さに負けないようにと気合を入れて水をかぶっていました。