２月３日は豆をまいて鬼を追い払う「節分」です。日光山輪王寺で１９日、節分の行事に向けて準備が始まりました。

　節分は鬼を追い払って新年を迎える「立春」の前日の行事で、日光山輪王寺では一年で一番寒さが厳しくなる「大寒」のころから毎年、準備を始めます。寺の事務所では、山伏姿の僧侶など４人が福豆や縁起物の小づちなどを升に納める作業を行っていました。行事で使う升は、一升と五合の２種類で合わせて１８０個です。福豆の量は３００キロにも及びます。準備は２月３日の節分の当日まで続けられます。

　日光山輪王寺の節分行事は当日の正午と午後２時４５分の２回行われますが、新型コロナウイルスの感染防止のため年男・年女が豆などをまく「がらまき」は行わないということです。