日本映画が韓国で続々リメイク…『スマホを〜』に続いて安藤サクラ主演『百円の恋』も

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映画『百円の恋』が韓国でリメイクされる予定だ。

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マネジメント事業をベースに映画、テレビドラマを製作し、総合エンターテインメントグループとして確固たる地位を築いているVAROエンターテインメントが、映画社ミジと組み、『百円の恋』を原作とする韓国版リメイクのプロジェクトを推進中だと、1月17日に明らかにした。

『百円の恋』は、夢も職も金もない引きこもりの齋藤一子、32歳が、すべてがこじれてしまった人生を再び始めるため、ただ一度のボクシングの試合に向けて準備する姿を描いた作品。安藤サクラが主演を務め、武正晴監督がメガホンを取った。

『スマホを落としただけなのに』も韓国でリメイク

 

公開当時、第27回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門作品賞受賞をはじめ、第88回キネマ旬報主演女優賞、第37回ヨコハマ映画祭脚本賞、そして韓国でも第19回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭最優秀アジア映画賞などを受賞し、作品性を高く認められたことがある。

そして韓国版リメイクは、第19回全州(チョンジュ)国際映画祭でネットパック賞を受賞した映画『大人図鑑』のキム・インソン監督が演出を手掛ける。原作の持つ感動と郷愁をそのまま伝えながらも、より一層興味深いストーリーと韓国化されたディテールで見どころを加えるという。

VAROと映画社ミジの出会いも注目すべき点の一つだ。VAROは設立2年目にして第58回百想(ペクサン)芸術大賞映画部門男女新人演技賞、2022 KBS演技大賞新人賞、2022 SBS演技大賞優秀賞、アメリカテレビ界最高の権威を誇る第74回クリエイティブ・アーツ・プライムタイム・エミー賞ゲスト賞受賞まで注目に値する成果を成し遂げた。

TVシリーズ、映画製作へと領域を広げたVAROと、2021年上半期、日本の小説を原作とした映画『スマホを落としただけなのに』を製作した映画社ミジが、それぞれの力とノウハウをベースに、これまでにない相乗効果を出すものと期待されている。