Google Stadiaがサービス終了直前にコントローラーのアップデート&新タイトルをリリース
Googleが2019年3月にサービスを開始したクラウドゲームサービスの「Stadia」は、2023年1月18日にサービス終了します。すでに返金対応がスタートしているStadiaですが、サービス終了間際のタイミングで新しいゲームがリリースされ、さらに専用コントローラーのアップデートが配信されました。
A Gift from the Stadia Team & Bluetooth Controller... - Stadia Community
Google Stadia celebrates shutdown with controller update, new game | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2023/01/google-stadia-dies-this-week-but-the-controller-will-live-on/
現地時間の2023年1月13日(金)、Stadiaのコミュニティマネージャーを務めるダンさんが「Stadiaチームからの贈り物とBluetoothコントローラーの機能情報」という投稿を行い、Stadiaの専用コントローラーをBluetooth接続可能にするアップデートが配信予定であることが明かされました。ダンさんは「StadiaコントローラーをBluetoothで接続したいという要望が多くのユーザーから寄せられました。良いニュースがあります。来週、StadiaコントローラーでBluetooth接続を可能にするセルフサービスツールをリリースします。この機能を有効にするための方法の詳細は来週お知らせします」と記しており、アップデートは間もなく登場予定としています。アップデートにより、Stadiaのサービス終了後も専用コントローラーをBluetoothコントローラーとして利用し続けることが可能となるわけです。
さらに、同日にGoogleはStadiaチームからユーザーへの贈り物として、「Worm Game」というゲームをリリースしました。Worm Gameは4方向に移動できるヘビを操作して、リンゴを食べて成長しながら、障害物に当たらないように動き続けるというだけの至ってシンプルなゲーム。以下のページから誰でも無料でプレイできるようになっているはずなのですが、試しにアクセスしてみたところエラーでプレイできませんでした。
Launch & Play Worm Game in Seconds - Stadia
https://stadia.google.com/game/worm-game
Googleによると、Worm GameはStadiaがリリースされた2019年以前から2022年までにかけて、Stadiaの機能の多くをテストするために使用されてきたタイトルだそうです。Googleは「ゲームオブザイヤーを獲得することはできませんが、Stadiaチームは多くの時間を費やしてこのタイトルをプレイしてきました。我々はこれをあなた方と共有しようと思っただけです。プレイしてくれてありがとうございます」と記しています。
海外メディアのArs Technicaは「Worm GameはStadiaがなぜこれほど悪いサービスだったのかを思い起こさせてくれます。Worm Gameをプレイすると接続が不安定であることがすぐにわかります。また、低解像度のYouTube動画のように、ゲーム全体がぼやけています。また、ゲームストリーミングに固有のラグにより、素早い反応が求められるタイトルでは思うようにプレイすることができず、ラグを踏まえたプレイができるようになるまで時間を要します。この単純な2Dゲームは恐らく数MBしかないため、どんなデバイスでもインストールに1分もかかりません。インストールどころか、ブラウザゲームとして直接プレイすることだってできるはずです。Google検索でプレイできるSnakeの方がはるかに優れています」と記しています。