SKE48を2022年11月に卒業した須田亜香里さん。「へこんだこと」として「独りに慣れすぎた」ことを挙げた

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タレントの須田亜香里さん(31)がSKE48を卒業して1か月。アイドルは「卒業=恋愛解禁」と受け止められることが多いが、2022年12月8日に都内で開かれたPRイベントで、「おひとり様生活」を披露した。

イベントは、食品大手のミツカン(愛知県半田市)が期間限定で東京・表参道に開く「凹(へこ)メシ食堂」のPR。自分が「へこんだ」エピソードをカードに書き込み、それと引き換えに無料で鍋料理を提供して元気を出してもらう、という趣向だ。須田さんのエピソードは「独りに慣れすぎた」。卒業で「恋愛解禁」に期待を寄せていたものの、「あれ?楽しみにしていたことが意外と広がらないかも?と、今すごくへこんでいます」と、こぼしていた。

「『アイドルはファンの方が恋人』という気持ちで13年間駆け抜けてきた」

SKE48というグループを離れて仕事の環境が大きく変わり、今でも「ひとりじゃちょっと寂しいなとか、まだ心細いなと思うこと」はあるという。ただ、特に須田さんが嘆いたのは、13年間のアイドル生活のうちに、生活が「おひとり様」に最適化されてしまったことだ。

「まさに『アイドルはファンの方が恋人』という気持ちで13年間駆け抜けてきたので、プライベートを充実することなく、ずっと独り身で31歳まで駆け抜けたという現実があるので、なんかひとりでいるのが平気すぎちゃって...」

この状況はアイドル卒業後も変わらず、ひとりで日本酒を楽しむことも覚えた。これではずっと「おひとり様」が続くのでは、というわけだ。

「今までもひとり焼肉、ひとりラーメンとか全部平気だったんですが、最近は、いよいよひとりで日本酒飲んで家に帰るっていう、そういう大人の楽しみ方をするようになってしまった自分に、『あれ?私って、このまんまだとずっとひとりなんじゃないか』と、ひとりわれに返ったときに、すごいへこみました」

「あれ?楽しみにしていたことが意外と広がらないかも?」

須田さんは改めて結婚願望も口にした。ただ、須田さんは、結婚するまでには(1)有名人(2)お金持ち(3)ファン、の3種類の人と付き合いたい、というのが持論。「おひとり様」生活を額面通り受け止めるとすれば、道のりは遠そうだ。

「やっぱり、お嫁さん姿も家族に見せたいなとかも思いますし...。アイドル卒業イコール恋愛がもっともっと広がっていくんじゃないか、みたいな期待もあったので楽しみにしてたけど、あれ?楽しみにしていたことが意外と広がらないかも?と、今すごくへこんでいます」

イベントには、お笑い芸人・なかやまきんに君(44)も登場。へこんだこととして「流行語大賞獲れなかったけど...」と書き込んだ。22年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた30単語に、決めぜりふ「ヤー!パワー!」が入ったものの、トップテンには入らなかったことを指している。「へこんだと言いますか、ちょっと残念だなっていう気持ち」で、最後の「けど...」には

「30選の中に、長い間言い続けてきたことを選んでもらっただけでも、もうそれでも十分なんですけどね」

という前向きな気持ちを込めた。

「凹メシ食堂」は12月9日から18日にかけてオープン。ごま豆乳鍋、焼きあごだし鍋、キムチ鍋の3種類が提供される。平日80食、土日200食限定。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)