野球の魅力を多くの人に伝えようと、県内12団体で構成する県野球協議会が企画した初めてのイベントが4日、宇都宮市で開かれました。

とちぎ野球フェスタは、栃木ゴールデンブレーブスの運営会社や小中高、大学、社会人、女子の野球連盟、医療サポートチームなど12団体で構成する県野球協議会が主催しました。

県内の小学生の野球チームは、コロナ禍前はおよそ260ありましたが現在は220ほどに減っています。これは少子化やスポーツの多様化に加え、子どもたちを支える保護者の負担が大きいことなどが影響しています。

このような中、子どもたちに野球の魅力を伝えるとともに指導者や保護者にも学びの場を提供しようと、イベントでは走り方教室やストラックアウトのほか、保護者を対象にした食育セミナー、投球動作を繰り返すことで引き起こされる肘の障害「野球肘」の検診コーナーが設けられました。

さらにゴールデンブレーブス選手のトークショーや白鴎大学の選手による野球指導が行われ、世代を超えて野球に親しむ姿が見られました。