空気が乾燥し火の取り扱いには特に注意が必要な時期になりました。

栃木県市貝町では4日、万が一に備え山林火災を想定した初めての大規模な消防訓練が行われました。市貝町の観音山で行われた訓練には地元の消防団と芳賀地区の消防職員、約120人が参加しました。訓練は山の中腹から白い煙が上がり炎が燃え広がった想定で行われました。

市貝町では今年3月に山林火災が3件立て続けに発生し、これを受けて消防団では国の事業を活用して水を送るホースなどの消火機材を整備しました。

今回、この機材を使った初めての訓練になります。約20台の消防車両が遠いところで1キロも先にある川の3カ所からくみ上げた水を中継して放水していきます。

現場の近くに設置された指揮本部ではドローンによる上空からの映像を確認しながら、どの場所で火がくすぶっているかを判断し消防団員たちに指示を出していきます。

消防団員たちは導入された新しい機材の使い方や消火作業の手順を確認していました。