栃木県内で造られた日本酒の出来栄えを評価する「清酒鑑評会」の表彰式が28日、宇都宮市内で開かれました。

今年の鑑評会には県内22の蔵元から合わせて160の酒が出品され、吟醸酒や純米吟醸酒など五つの部門ごとに最高賞にあたる知事賞を1点ずつ選びました。

次点の県酒造組合会長賞には合わせて八つの銘柄が選ばれ、賞を受賞した蔵元に福田富一知事などから賞状が贈られました。

県酒造組合によりますと、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ需要は本格的な回復にはいたっていないものの、栃木の酒はコンテストで最高賞を受賞するなど国内外で高く評価されていて、これをきっかけに消費につながることを期待しています。

また、酒造りの技術の向上を目指す組合独自の資格認定制度「下野杜氏」の認証状授与式が行われ、宇都宮酒造の平川泰智さんに証しとなる法被が渡されました。下野杜氏は平川さんで29人目です。