栃木県日光市にあるテーマパークで、このほど「七五三」のしきたりを後世に伝えようという古式ゆかしい儀式が行われました。

日光江戸村で行われたのは七五三の由来ともされている「袴着の儀」「髪置の儀」と呼ばれるものです。

古来からのしきたりを後世に残していこうと日光江戸村では8年前から社員教育としてお辞儀など鎌倉時代から続くとされる作法「小笠原流礼法」を取り入れています。

儀式は、小笠原宗家の小笠原清基さんが務め日光江戸村の代表である野口良一さんの長男、陸玖くん4歳が「袴着の儀」に臨みました。

「袴着の儀」は平安時代から皇室にも伝わる伝統行事とされています。男の子が5歳になったとき、はじめて袴を身に付けてお祝いする儀式で「北北西」の今年の恵方に向けて置かれた碁盤の上から元気よく飛び降りることで健やかな成長を願います。

また、次男で2歳の昌宗くんが髪を伸ばし始めることを機に健康と長寿を願う「髪置の儀」に臨みました。

日光江戸村では日本古来の儀式を多くの人に改めて認識してもらうため施設の外でも取り組みを広げていきたい考えです。