本、ポスター、パッケージ、映像作品、Webなど、魅力的な最新のデザインを毎週ダイジェストでお届け。今回は、を紹介します。目次キービジュアル
『エルピス』●Art Director+Designer:吉田ユニ
●Photographer:伊藤彰紀
●Art Department:山田憲
●Creative Producer:稲垣護
2022
関西テレビ放送長澤まさみ主演、10月よりスタートの連続ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』。実在する複数の事件から着想を得て制作される社会派エンタメ作品だ。グレーを基調とした背景にシリアスな表情のキービジュアルは、アートディレクターの吉田ユニによるもの。幾重にも重なる資料のズレが輪郭になっており、緻密でいて細部にまでこだわりを感じさせる。商品パッケージ
『BAR Pomum(バー・ポームム)』●Creative Director:古庄章子[サントリー]
●Art Director:西田一生[サントリー]
●Designer:桐原実来[サントリー]
2022
サントリーサントリーから、フルーティなカクテル缶『BAR Pomum(バー・ポームム)』が新発売。お酒らしさと果実の豊かな甘みを感じるリッチな風味で、その日の気分で度数と味わいをセレクトできる。パッケージには夜を思わせる背景に果実を模したランプが描かれ、“心地よくお酒を楽しむBARのような空間”を表現。アートディレクション、デザインはすべてサントリー。書籍カバー
小原ブラス『めんどくさいロシア人から日本人へ』●Designer:西垂水敦、松山千尋[krran]
●Illustrator:牛久保雅美
2022
扶桑社関西育ちのコラムニスト、小原ブラスによるエッセイ『めんどくさいロシア人から日本人へ』。ロシアでの幼少期の思い出から平和への想いまで、さまざまな持論が軽妙に綴られる。装丁はkrranの西垂水敦と松山千尋、装画はイラストレーターの牛久保雅美。こけしとマトリューシカの顔が入れ替わったユニークなイラストが目を引く書籍カバーだ。担当者からのコメント「5時に夢中!」での著者の衣装のエメラルドグリーンがポイントです。また、こけしの顔がマトリョーシカに、マトリョーシカの顔がこけしになっているのも注目してほしいです。