元カレが結婚生活にまで影響する!? スピード婚で大失敗した“ある女性の告白”

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結婚は人生においての一大イベント。

「まだしなくていいかも…」女性たちが“結婚の現実”を知ったエピソード #3「安定がすべてじゃない」

しかし、心に後ろ暗い感情を抱えながら結婚を急いだことで、結婚生活を暗転させてしまった女性がいます。

今回は、元カレに振られたことをきっかけに、他の男性とスピード婚をした香奈恵さん(仮名)のエピソードを紹介します。

結婚の目的とは…? 結婚生活を壊すことになった“きっかけ”とは

30代で彼氏に振られ…腹いせでスピード婚

37歳の香奈恵さん(仮名)は、30代前半のときに結婚前提で交際をしていた男性に一方的に振られてしまい、絶望のどん底にいました。しかしその後すぐに4歳年上の今の夫と出会い、スピード婚をしたのだそう。

「ぶっちゃけた話、元カレへの腹いせでスピード婚をしました。だからまだ結婚当時には元カレへの未練タラタラでしたね。夫には気づかれないよう気を付けていたので、夫は元カレへの未練のことは今でも知らないはずです。

夫はちょうど婚活に行き詰まっていたときだったみたいで、私が『結婚したいな』って言ったら大喜びでプロポーズしてくれたんです。

私も結婚当初は元カレをこれで見返せた! と思ってとても満足でしたし、夫と幸せな家庭を築いていこうと考えていました」

夫を愛することができず空虚な結婚生活が待っていた

ところが、香奈恵さんの結婚への原動力が「元カレへの腹いせ」だったことから結婚後も夫を愛することができず、苦しむ毎日になってしまったのだとか。

夫のいいところを見ようとしても、もともと愛しているわけではないので、自分に無理をする生活になってしまったのだそうです。

「夫のことを好きじゃないわけではなかったけれど、愛しているかと聞かれれば一度も愛したことはなかったと思います。ただ、夫はすごくいい人で私のことを最初のうちはとても大事にしてくれました。

でもやっぱり私が夫を愛せないことで、だんだんと夫婦の間にミゾができてしまって……。

子作りに関しても私がノリ気になれなくて、そのうちにレスにもなっていきましたし、結婚3年目にはほとんど仮面夫婦のような状態になりました」

子作りも断念したことで完全に夫婦間に亀裂が入り、仮面夫婦となったあとは家でもほとんど口をきかず、夫婦なのに「一つ屋根の下に暮らす同居人」のような関係になってしまったのだそうです。

その頃には夫は家で食事をとらなくなり生活費も別々に管理するようになるなど、夫婦としての実態がほとんどなくなってしまったのだとか。

結婚5年目で離婚へ

「仮面夫婦を続けていくことにも限界を感じた5年目に離婚しました。夫も離婚したいとずっと考えていたそうで、話し合いはスムーズに進みました。

今振り返れば、結婚結婚生活への私の原動力はすべて“元カレを見返すため”だったように思います。それでよく5年も結婚生活を維持できていたなとも思いますが、巻き込んでしまった夫には申し訳なかったです。

もちろん、私が結婚したことで元カレがそれで驚いたり悲しんだりすることもなく、単純に私の意地のせいで私や夫の人生設計が狂ってしまっただけで終わった……という感じです。

私が言うのもなんですけど、結婚はやっぱり本当に愛する人としなければダメ。

結婚したらいろんなことが起こるし、愛していない人との夫婦をしていても一緒に乗り越えることができないですよ。仮面夫婦での共同生活は、かなりしんどいものでした」

一時の感情で、さらには不純な動機で結婚に至れば、その後の人生で皺寄せがきても仕方ないのでしょう。

縁があって結婚に至ったのですからふたりで乗り越えられればベストだったかもしれませんが、結婚生活は日常生活でもあるので、我慢を続けていればいつか限界を迎えます。

「大好き!」「愛してる!」と思った相手と結婚をしても、いざ結婚をしてから後悔し離婚を選ぶ人も決して少なくないなか、そもそも愛していない人と一時の「腹いせ」の感情で結婚までしてしまうのは、どうしても無理がある選択だったのかもしれません。